note:Words in the World

言葉 思考の断片 伝えたい、言葉
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 深夜に | main | ひとり >>

0
    無造作を装って、君の手の上に手を下ろした。
    君が何も言わないのをいいことに、そのままにしている。

    ばかだな。
    本当に無造作にしたなら触れた途端、反射的に避けるはずだ。
    でも、避けなかった。
    君も避けなかった。
    だから、そのままにしている。

    いっそそのまま掴んでしまえば進展もあっただろに、
    そのタイミングはもうずいぶん前に去った。
    どうして何も言わないのだろう。
    どうして、そのままにしているのだろう。
    きっと、君もそう思っている

    でも、聞かない。
    言わない。
    振り返りもしない。

    たまたま手を置いたそこに、手があっただけだ、と、
    たまたま手を置いていたところに、手が下ろされただけだ、と、
    互いに言い訳の余地を残す。

    ばかなのはお互い様。
    ずるいのも、お互い様。
    鐘が鳴るまできっと、このまま。
    日々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

    この記事に対するコメント

    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://note.honeybee.pepper.jp/trackback/687101
    この記事に対するトラックバック