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言葉 思考の断片 伝えたい、言葉
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    無造作を装って、君の手の上に手を下ろした。
    君が何も言わないのをいいことに、そのままにしている。

    ばかだな。
    本当に無造作にしたなら触れた途端、反射的に避けるはずだ。
    でも、避けなかった。
    君も避けなかった。
    だから、そのままにしている。
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    深夜に

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       ひどく静まり返った深夜に
       雲の厚い、空の真っ黒な深夜に
       車の通りもなくなった深夜に
       人気のないこの濡れたアスファルトの上で
       静かに、
       そっと静かに
       溜息を吐く
       まるで何かに疲れたように
       何かから逃れて僅かに安堵したように
       それとも、
       取り残された自分を見つめるように
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      羊雲

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        羊雲の向かう先には何があるの
        見上げた空を横切る群れは
        夕日を浴びてほのかなオレンジ

        群れを離れてふわりと北へ
        はぐれた子羊は
        目覚めてしまった私に似てる
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        Carpe diem

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           ねえ、神々が僕らにどんな結末をご用意くださるかなんて、聞いてはいけないよ、レウコノエ。
           バビロンの占いなんて以ての外だ。それは神のご領域。
           終わりがどうあれ、受け入れることさ。
           ジュピターは、まだ僕らに幾つもの冬をご用意くださるかもしれないし、テュレニア海の岩打つ波によって、終わりを迎えるかもしれない。
           だからさ、賢明なる友よ、見えない未来に思いを馳せるのはもうやめよう。
           酒を飲み、こうして話をしている間にも、時はさっさと逃げ去っていく。
           今この時を楽しむことだ。僕らの上に明日が来るなんて、誰にも保証はできないんだからさ。


           ―――「Carpe diem」ローマの詩人ホラティウスの詩です。
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          ミント

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             傘を持たずに歩く君
             ポケットに手を突っ込んで
             少し丸めた背中
             どれほど風邪をひくよ、と言っても
             頑なに、濡れて歩く君
             
             でも、
             でもさ、
             ちょっと嬉しいこともあるんだ
             
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            kiss

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               つないだ手
               しびれる
               指先
               戯れる
               髪
               揺れる
               耳元
               くすぐる
               吐息
               震える
               心
               伝わる
               瞳
               見上げる
               空
               いつもより近い
               くちびる
               触れ合う
               指先
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              落葉樹

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                 紅葉が落葉になって
                 舗道を歩く君に降りかかる
                 陽をうけて黄金色に光るから
                 花片よりも君に合ってる
                 眠りの仕度に入った樹々は
                 僕らを受け入れるように
                 その手を差し延べている
                 抜けるような青空はやがて
                 一番美しい星空に変わるだろう
                 その、少し手前の 霞みがかったような
                 夕焼けのにじむ空をバックにしたビルが
                 星よりまぶしく輝いている
                 君にはそれが似合ってる

                 やがて来る次の季節は
                 君を抱いて眠る僕に似ている
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                日々

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                   ペースの速い君の歩みを
                   服の背をちょっと摘まんで引き止めてみる。

                   顔だけでちらりと振り返った君は
                   少し笑うと足取りを緩めて横に並んだ。

                   服の背を摘まんでいた指先に君の指がするりと絡んで
                   それからぎゅっと握り合った。

                   すっかり高くなった空に
                   飛行機が一筋大きな弧を描いて消えていった。
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                  今夜見たもの

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                     風のない 湿った空に遊ぶ蝙蝠
                     
                     厚い雲の向こうに浮かぶ 白い半月
                     
                     彼女の涙
                     
                     指先で 砕けた断片
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                    好き/嫌い

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                       銃は嫌い。
                       煙草は嫌い。
                       酒は好き。
                       ハイは好き。
                       
                       ドラッグはいらない。
                       女はそれなりに。
                       
                       音楽は好き。
                       説教は嫌い。
                       叱られるのは好き。
                       叱られるようなことはもっと好き。
                       
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